男は面食い

結婚関係の仕事を始めて気づいたことは多々ありますが、一番思い知らされたこと、それは、思っていた以上に男性が面食いだということです。もちろん、若い頃から人並みに薄々気づいてはいましたよ(笑)。でも、「まさか、ここまでとはね~」という感じでした。

結婚相談所の場合、ご紹介相手の写真を見てから「会う」か「会わない」かのお返事をすることが多いんですが、写真でお断りするのは圧倒的に男性なんです。

もちろん、女性もルックスのいい写真とそうでない写真を並べた場合、最初はルックスのいい方に会おうとされますが、私たちスタッフが、「こちらの方も、実物はとってもいい感じですよ」とプッシュすると、かなりの確率で女性は、「じやあ、この方とお会いしてみます」とお返事されるんですね。女性は、写真以外の情報も総合して判断する傾向が高いんです。

ところが男性の場合は、私たちスタッフがどれだけ薦めても、写真で自分の好みでない場合は、かたくなに拒否して会おうとされないのです。それも、写真がお二人分並んだ場合は、より自分の好みの顔の方に絞り込み、スタッフが「お二人とも、ますお会いしてみたら?」と薦めても、だいたい一人にしか会いたがりません。

男性の方が浮気性で(ごめんなさい)気が多いはず! と女性は思いがちですが、たくさん会おうとするのは女性の方で、逆なんですね。この理由は実は二つあります。

一つは、男性の場合、デート代を自分が持つという気持ちがあるからなんですね。今時、二人で夜、飲食に出かけると、二人分だと八千円前後になりますから、毎週一回のデートでも、月に三万~四万の出費です。二人かけもちすると、倍の出費ですからね。なかなか大変です。しかも、なんだかんだ言っても、男性の方が仕事の残業が多かったり、仕事上のお付き合いの飲みがあったりして、時間的にも余裕がありません。

なので、男性はできるだけ合理的にお見合いをしようとして絞り込むというのがまず理由の一つです。

そして、もう一つは、前に述べた通りルックス重視だからなんです。では、何故、そんなにルックス重視なの? というと、男性は視覚から判断する脳になっているんですね。

NHKで放送されたハイビジョン特集『×とYのミステリー』は、男と女の違いを科学的に分析したドキュメンタリーとして、見た人にはかなり衝撃的だったのではないかと思います。

その番組の中で言っていたことがあります。専門家ではないので表現が的確ではない部分もあるかと思いますが、かいつまんで言うと、古代、まだ戸籍などなかった狩猟民族の時代は、男性が女性をおばちゃんなのか、生娘なのかを自分の目で見極める必要がありました。どこで見極めたかというと、「くびれ」なんだそうです。これは遺伝子に組み込まれていて、男性の脳には無意識にウエストとヒップの七対十の黄金比があり、お腹メタボの女性には、男性機能があまり反応しないというのです。

実験も実際行われていて、痩せ型が好きとか、ぽっちゃりが好きとかの好みの違いはあっでも、くびれのない女性には、女性としての魅力をほとんど感じないという結果が出ているんです。

もうお気づきだと思いますが、男性の言うルックスとは、顔だけじゃなく体型も含めて全体のルックスなんですね。